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5.6.10 変換位置の指定方法

SKK では通常、「漢字変換の開始位置」と「送り仮名の開始位置」を大文字で指定します が、これらを任意のキーで指定することで sticky-shift ライクな操作 71も可能です。

(setq skk-sticky-key ";")

と設定すると ; キーで 72 漢字変換位置が指定できるようになり ます。

例えば ‘有る’ という単語を入力するには

; a ; r u

というキー入力で可能となり、シフトキーを押す必要がなくなります。

操作上は see Q3-4 左手の小指を SHIFT で酷使したくありません。 などにある通 常の sticky-shift と変わりませんが、画面表示は

打鍵
通常の sticky
skk-sticky
;
変化なし
a
▽あ
▽あ
;
▽あ
▽あ*
r
▽あ*r
▽あ*r

と遷移します。通常の sticky と比べて skk-sticky は ; を押した時点で 画面表示が変化するので若干分かり易いと思います。

キーの設定方法は、割り当てるキーの種類によって異なります。

  1. 表示を伴うキー

    ; などの表示を伴うキーの場合は

    (setq skk-sticky-key ";")
    

    のように string を設定して下さい。skk-sticky-key に設定した 文字そのものを入力したい場合は2回続けて打つと入力できます。

  2. 表示を伴わないキー

    無変換】のような表示を伴わないキーの場合は

    (setq skk-sticky-key [muhenkan]) ;Microsoft Windows では [noconvert]
    

    のようにそのキーを表わす vector を設定して下さい。

  3. 同時打鍵

    2つのキーを同時に打鍵することでも漢字変換位置を指定できます。例えば fj の同時打鍵で指定する場合は

    (setq skk-sticky-key '(?f ?j))
    

    のように character のリストを設定して下さい。

    Dvorak 配列のような、押しやすい場所に適当なキーがない環境でもこの機能を使 いたい場合に便利かもしれません。

ユーザ変数: skk-sticky-double-interval

この変数が指定する秒数以内に打鍵されたものを同時打鍵と判定する。 デフォルトは 0.1 秒。


Footnotes

(71)

あくまでも「任意のキーで変換開始位置を指定する」ものであり、 sticky-shift そのものではありません。したがって、アスキーモードや abbrev モード、また SKK 以外でも sticky-shift を使いたい場合は前述のような 設定を併用する必要があります。

(72)

skk-hint.el を併用する場合は skk-hint-start-char のデフォルトも ; であるため、どちらかを別のキーに割り当てる必要が あります。see 候補の絞り込み