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パピーリナックス 4.3.1は、バージョン 4.3のバグ修正版です。
日本語版のリリースノートもお読みください。 | ||||||||||
この一つ前のリリースは、WhoDoさんが取りまとめを行った、バージョン4.2.1(「4.21」あるいは「421」とも)でした。このリリース、バージョン4.3では、私(Barry Kauler)が取りまとめ役に戻りました。 さて、何から話を始めましょう?! このリリースは、まさに根本から枝葉まで変更が加えられた、大規模なアップグレードです。 何が起こったか詳しく知りたいなら、私のブログ(http://puppylinux.com/blog)を読んでください。 私は過去の注目記事からピックアップして、このノートに記しますが、その順番に格別の意味はありません。 気の赴くままに…… |
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根本から再設計パピー4.1.2のリリース後、私(Barry kauler)は、まあ多少リタイアして WhoDo(Warren)さんが 4.2.0 と 4.2.1 のコーディネートを引き継ぎました。WhoDoさんは素晴らしい仕事をしましたが、彼はそれで完了と決めました。そこで、私は4.3をコーディネートするために戻りました。私が再びこの役割を引き受けたのには様々な理由があります。その1つは、私はWoofと名付けたパピーのビルド用の全く新しいシステムを開発している事です。 これは「Unleashed」ビルドシステムを置き換えます。また、私はPuppyパッケージマネージャ(あるいは省略して「PPM」)と名付けられた、新しいパッケージ管理システム設計しました。 Woofがいろいろなディストリビューション(Debian、 Ubuntu、Arch、Slackware、T2など)のパッケージからPuppyを作るのに、PPMは必要でした。 そうです。WoofビルドシステムはどんなディストリビューションのバイナリパッケージからもPuppyをビルドできます。しかし Puppy4.3の場合、Woofは「PuppyからPuppy」をビルドするために使われました。すなわち、PETパッケージを使用しているPuppy 4.xシリーズの継続です。この事を理解するには、WoofとPPMに関して紹介している私のウェブページを読む事を強くお勧めします: Woof の紹介: http://puppylinux.com/woof/index.html PPM の紹介: http://puppylinux.com/woof/ppm.htm ブログ/フォーラムの関連記事: 1 2 3 4 5 6 7 8 |
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パピー4.3のハイライトこの項目に格別な順番はありませんし、ヴァージョン4.2.1以降に起きた出来事の完全なリストでもありません。 とても書き切れないからです。 多くの人たちの助けがありましたが、そのすべてにはお礼できていません。 その代わり、私はここに沢山のリンクを記しておきます。
ダウンロード以下のリンク(メインのダウンロード用ページ)を辿ってください。http://puppylinux.com/download/ 4.x系のパピーは、T2 SDEのソースパッケージをビルドして作られました。 T2 SDEのサイトには、それらのソースパッケージ全てが提供されています。 この他で必要なソースパッケージに関しては、私が次のURLで提供しています。 http://puppylinux.com/sources/
有用なリンクチェックするに値する、パピー4.3に関するいろいろなリンク……
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壮大なビジョンプログラムを書くパピーにはプログラミングのHowToページが組み込まれているので、ここで多くのことを語るつもりはありません。どうかヘルプを開いてください、そして、リンクを辿ってください。とはいえ、いくつかポイントを示しておきます。私たちパピー開発者の大部分は、GUIをBash/Ash、Gtkdialog、 Xdialog、xmessageでプログラムを書いています。 devx SFSファイルは、完全なC/C++プログラミング環境を提供しており、いくつかのプログラムではCが使われています。 しかし将来、少なくともコンパイル言語については…ValaとGenieです。 私はGenieを導入するためのチュートリアルとして、一連のウェブページを準備しました。 http://puppylinux.com/genie/ とりわけて言うと2人のパピー開発者、MU(Mark)とNicolasは、ValaとGenieを使ったプログラミングに執心です。 彼らは、驚くほど小さくシンプルなコードで、素晴らしいアプリケーションを書きました。 例えば、NicoEdit、Pictureviewer、PuppyBrowserです。 フォーラム/ブログの情報: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 将来のパピーWoofという仕組みを使えば、どんなディストリビューションのパッケージからでもパピーを作ることが可能になります。実際に私は、Upupという実験版をリリースしました。 これは Ubuntu Jauntyのパッケージから作られたパピーです。それがどうしたって? -- えっと、パピーの小ささ(約100MB)と素早さ、使い勝手はまるっきりパピー、 全てのアプリケーションとユーティリティがほかのパピーのものと同じなのに、 Ubuntuのパッケージから組み立てられていて、追加のパッケージもUbuntuのリポジトリからインストールできます!他のビルドも活動中です。 TtuuxxxさんとGposilさんは、DebianベースのDpupを開発しています [1 2] 。 Kirkさんは、 Fatdog2 というコードネームのTpupを開発しています。これは、T2 SDEでコンパイルされたパッケージから成っています [1 2]。 これらはすべて既にテスト可能です。フォーラムを見て、最新のアナウンスを確認してみてください: http://murga-linux.com/puppy/
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バージョン 4.3 から 4.3.1 へのバグ修正沢山あります! ほとんどはウンザリさせられる細ごまとしたものです。以下が修正、アップグレード、改良の概要です。これらに関しては私のブログに詳細があります。十月分のアーカイブを読んで下さい。 (http://puppylinux.com/blog/?do=archive)4.3.1-RC1 rerwinさんによる新たなモデムドライバ、モデム検出とダイアルアップの改良。 CDリマスタ・スクリプトの修正。 Ripoff(クラッシュします)をAsunderCDリッパーに変更。 Cdparanoia を最新版にアップグレード (以前のものはクラッシュします)。 You2pup、パスに空白がある場合についての修正。 Ayttm マルチプロトコル・チャット・クライアントをヴァージョン0.6.0-9にアップグレード。 DidiWiki パーソナルウィキをヴァージョン0.8にアップグレード。 JWMウィンドマネージャをリヴィジョン457にアップグレード。 我々のセカンド・テキストエディタであるNicoEditをヴァージョン2.4にアップグレード。 Pburnをヴァージョン3.1.1にアップグレード。 'resolv.conf' でのシンボリックリンク同士がお互いを指す問題が解消された? 「JWMの設定」のバグ修正('.jwmrc-tray' が壊れる問題)。 linux.die.netでの検索について、'man' ページとヘルプページの関係について修正。 "small"ヴァージョンのISOでの「CPUクロック変更ツール」の修正 (モジュールが欠けていました)。 'pupsave'ファイルをアップグレードする場合のシャットダウン時の問題 (シャットダウンのためのスクリプトの場所が良くなかったです)。 Partviewの追加、ドライブの空き容量を確認できる新しいツール。 リポジトリのSylpheedペットパッケージをヴァージョン2.1.7へアップグレード (以前のヴァージョンはクラッシュする)。 マウスウィザードの修正 (PS/2タイプが接続されていてもUSBタイプを示していた)。 パピーパッケージマネージャ (PPM) の沢山のバグ修正。 「ロケールの選択」ダイアログについて、幾つかのロケールを訂正。 ext4ファイルシステムからの起動、また'pupsave'ファイルの保存についての修正。 有名な、"insertキー"とMozilla系ブラウザのクラッシュについて、修正。 カーネル2.6.24以降におけるモジュールロード時の優先順位について修正。 4.3.1-RC2 と final SVGイメージがGTKアプリケーションにおいて描写されない問題の修正。 You2pupスクリプトのタイプミスの修正。 CD/DVDドライブウィザードが破損していました。書き直し。 「JWMの設定」のキーボードについてのスクリプト、修正。 スピードが遅くなるので、Abiwordの文法チェック機能をデフォルトではオフに。 特定のモニター解像度でドライブアイコンが重なって描写される問題の修正。 Partviewをシンプルにして、スピーディーに。 Burniso2cdがベリファイ機能が正しく働かない場合がありました。修正。 Pburnのバグ修正。 スマートリンク・モデムドライバー・システムのためにsnd-ali5451.koモジュールを追加。
Best regards, |
Barry Kauler October 2009 |